the scentedの2枚目のEPを買ってみた。
1.海
ドカンと来るイントロから早いビートに乗せてミヤの歌声が駆け巡っているように聴こえる。
1番と2番の間のドラムのシンバルが割と好きだが、疾走感溢れるナンバーとなっている🎸
「明滅」と違って諦めていても先を見据えている。
2.残像
「海」のアウトロからシームレスに始まるミディアムチューン。ミヤによるポエトリー・パートはグッと来るものがあり、「残る跡、揺れる日々」でも出てきた痛みを共有する世界観。
最後のフレーズでも後ろでミヤによるポエトリー・パートが流れている。
とめどなく溢れる沢山のフレーズが「存在した」証明、今の世の中を争おうともがき続ける何かを感じた。
記憶こそが時間、彼らが共に過ごした時間と記憶が、彼らを存在させる。
3.過ぎる
軽快なギターのイントロで始まるミドルテンポだが、中盤からテンポが加速し、終盤で弾ける🎸
「過ぎる」は567が過ぎ去って、何もない日々の世界を指しているのだろうか。
何もないから求めてしまうのはあるあるだよねえ。過ぎた世界はやって来ると本気で思ってる❓
4.終焉
「過ぎる」の勢いのまま、文字通り「終焉」を迎える。「海」から「終焉」までをそのまま聴くと一つの作品に思える程で、最後の波の音が「海」に繋がるような気がした。
ギター轟音やミヤの遠くまで伸びるしなやかな歌声、躍動するリズムがthe scentedの持ちうる音楽をこの楽曲に注ぎ込んでいる。
そして、波の行く先のように、もがき続けながら前を見据えていく意気込みを感じさせる。
商品情報
発売日: | 2021/11/21 |
---|---|
価格: | ¥1,000 |
型番: | - |
レーベル: | - |
収録曲
- 海
- 残像
- 過ぎる
- 終焉
おまけ
公式サイト
©the scented
© 2022 Twitter, Inc.
© 2022 Google LLC